「めっきがはげる」という言葉を聞いたことがありますか?
めっきとは、金属やその他の素材の表面に金属を結合させる技術のことを指します。
めっきに使用される金属には、クロム、銅、ニッケル、金などさまざまな種類がありますが、当社では主にクロムを使用しています。
クロムとは
東京都には279社のめっき業者がありますが、その中で工業用クロムめっきを扱っている事業所はわずか26社(全体の9.3%)しかありません。大森クローム工業は、その限られたニッチな分野に特化しています。
めっきを施すことで、以下の効果を発揮します。
①硬度が上がる
②摩耗しにくい
③熱に強くなる
④サビにくくなる
⑤離型性が高まり、仕上がりが美しくなる
お客様の要望に応じて、さまざまな「機能の提供」をしています!
A 米粒サイズ 0.02g
B 50kg
C 10tトラック程の10t
D お米から10tトラックまで全部!
正解は・・・
D お米から10tトラックまで全部!
最大で30トンもの重さのものにもめっきをします
正解は・・・
コンビニのビニール袋
農業用のビニールハウス
輸血パック
などを作る部品の一部です。
A 金属の浴槽に漬ける
B 薄い紙のようにした金属で包んでから温める
C 接着剤で貼る
D 上記3種類全部でめっきする
正解は・・・
A 金属の浴槽に漬ける
でも、チョコバナナを作るように、ただドボンとつけるだけでめっきができるわけではありません。
どのようにめっきされるのでしょうか??
金属を水溶液化し(電解質溶液)、めっきしたい地金属(製品)を陰極とし、めっき用金属を陽極として双方に電極を接続します。
直流電流を流すと陽イオンは陰極に引かれ、陰イオンは陽極に引かれ、めっき液中の金属陽イオンは陰極につり下げた地金属(製品)の上に放電され地金属にめっきされます。
めっきするもの(金型)の形に合わせて電極を製作。
これで隅々まで電気が通る = 隅々まで均一にめっきがつく
⇒製品に最適な電気量、マスキング方法、電極の設計が必要
めっきは「技術」であり、同時に「芸術」でもある
⇒理論どおり・前回と同じ方法を試しても、必ずしもうまくいくとは限らない
■設備・製品の管理を確認:点検やチェックを行う
■先輩にアドバイスをもらう:知識や経験を学ぶ
■自ら原因を推理する:問題を考え解決策を探る
⇒経験が重要
赤枠のものが銅板です。10円玉の原料です。
液に浸して・・・待っています。
A カラスの行水! 5分
B 日が暮れちゃいそうな 5時間
C そんなに?? 5日
D 時間はまちまち・・・上記全部!?
正解は・・・
D 時間はまちまち・・・上記全部!?
つけるものの厚さで、こんなにも違います。
めっきの厚さは、0.005mm~3mmくらいです。